スイフトスポーツ

スイフトスポーツ

コンセプトは「リアルスポーツコンパクトカー」。待ちに待った新型スイフトスポーツが登場した。スタンダードのスイフトがすでに「走り」において非常に高い評価を受けているのにプラスして、走る・曲がる・止まるの全域でグレードアップが施されている。今回のスイフトスポーツは走りのポテンシャルもさることながら、装備もスタンダード+αで、高級感を得たものになっており、所有する満足度は高いだろう。

スペックや写真を見るに「パワフル」「スパルタン」というより、「ハイクオリティー」もしくは「上質な」という印象が強いように思える。外装にはガンメタのパーツが程よく使われ、スタンダードと比べるとずいぶん精悍な印象を受ける。

スイフト同士、別グレードで比較しても、どちらも魅力的で甲乙つけがたい部分もあり、ここではそれぞれのメリットとデメリットを紹介したいと思う。私は早速、見積もりをとってみたが(リストには無いので備考に書いて…)、車両本体価格はMTで1,585,500円(税込)だった。これは発表後であれば値引きがきくようである。



費用・ランニングコスト

悔しくもガソリン代が13年ぶりに高騰している時期での登場となってしまった。クリーン排ガス化は達成しているものの、ハイオク仕様である上、今どきカタログ値14.6Km/L(5MT)という燃費はあまり芳しくない。(標準車ですら満足する値ではない…)

ふと、トータルバランスなら1.3XGのほうがいいのではないか、と思ってしまう。 コストや燃費を気にされる方にはスタンダード・スイフトがお薦めとなるだろう。スイフトスポーツは、一般的な「コンパクトカー」を求める人よりも、欧州車やスポーツカーを求める人向きだ。またポテンシャルの高さから、ワンメイクレースにはうってつけのマシンになりそうである。

燃費については、1600ccのスポーツエンジンということで、例えばかつてのホンダB16エンジンと比較すると、若干良いようではある(パワースペックは違いすぎるが…)。実質の燃費は8〜10Km/Lというところだろうか。ただ、このクラスのスポーティーカーとなれば標準的だといえばそれまでかもしれない。このあたりのスタンスが欧州のコンパクトスポーツと似ている。

 

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